「釘」について

1月 23, 2006 施工

今回「釘」についてふれたいと思います。

 日経ホームビルダー2006年1月号に「くぎは壁耐力を左右する」について書かれていました。

 最近、大工さんは、かなづち・ハンマーでは釘を打たなくなりました。釘打ち機と呼ばれる機械(圧搾空気による)がほとんどです。

 釘打ち機は、簡単に釘が打てます。しかし、機械が打っているので、釘がちゃんと木と木を繋ぐように打てているか判らないことが多いです。

 釘を馬鹿にしてはいけません。木造の建物は、伝統的な軸組工法ではなければ、金物を使ったり、釘を打ちつけて固定するからです。特に2×4(ツーバイフォー)工法では、釘が建物の強度を左右する重要な役目をします。決まった釘を○○○mmピッチに等間隔になど細かく規定されています。

 今回のホームビルダーでは、大工さんの釘打ち機について、機械で打っているので、強く打ちすぎて木をめり込ませることがよくあります。木がめり込むまで打つと、木自体が強度をなくし期待する耐力の低下の可能性があるということでした。

 強く打たなければよいではないかと思われる方もいらっしゃると思います。機械を調整して適度に打てるようにすればよいのです。しかし、木にもそれぞれ硬い木もあれば、柔らかい木もあり、木の場所でも違い、一つ一つ調整できない現実があります。弱く打つと釘頭が木から出てしまいその上をまた、ハンマーなどで打ち付けなければならないなどの2度手間になってしまいます。

 そこで木のめり込みを防止した釘の開発がされ、新商品となったことが書かれていました。しかし、この釘、めり込みを防止する為に、釘頭を大きくしたとのことで、この釘に合う釘打ち機が専用になるとのことで、大工さんにとってはまだまだ普及しづらいと思います。

 釘は用途によっていろいろな釘があることをご存知でしょうか?

 普通釘と呼ばれる「N釘」や枠組壁構造(2×4(ツーバイフォー)工法)で主に使う「CN釘」、金物用の釘「ZN釘」「スクリュー釘」「平釘」、石膏ボードでは「GNF釘」やシージングボードでは「SN釘」があります。

 釘の素材の違いもあります。ステンレス釘があります。木造建物では、木の含水率(木に水分が○%含んでいる)が多いと、釘が錆びたりします。釘が錆びると、釘の強度が低下して、期待している耐力を保てなくなる恐れがあるということです。

 木の含水率自体によって木の耐力も違います。水分を含みすぎると弱くなってしまうのです。

 今回、「釘が木にめり込むことによって耐力が低下する可能性について」書いてみました。

勘違いしないで下さい。少数の釘のめり込みにより、すぐに建物がどうにかなることないでしょう。

投稿者: サイト管理者