家を建てること その3

12月 22, 2005 雑感

今回は「構造・骨組み以外の耐用年数は?」についてお話します。

 家の建ててから何も手入れせずに長く住み続くには、限度があります。これは前回お話したように、家が建ってから家は絶えず自然の下にさらされていることからお分かりのことと思います。

 では耐用年数とはどう考えればよいでしょうか。家はそれぞれ違った材料を組み合わせて出来ています。材料のそれぞれにはそれぞれの耐用年数があります。また自然の下でさらされていますので、日光、温度、雨(最近は酸性雨)、雪、風(台風も含む)、地震と自然からの外力は多々あります。これらが複雑に絡み合って一概にどうと言えないことが多いです。

 まず材料についてですが、よく耐久性について言われるのが屋根についてです。家は「衣・食・住」の住について考えるのですが、私たち建築屋が考えるのは「雨が漏らない家を建てること」に十分注意して施工します。これは生活する上で雨漏りのする家では「家として雨露をしのぐ」にはならない不安全な物になってしまうからです。屋根材は1番自然に対して過酷な条件で耐えているといえるこの部分に1番施工するときは注意が必要だと思います。ちなみに屋根材の耐用年数は材料それぞれによって違いがありますが、おおむね10年で点検し、15~20年で改修や補修が必要になるといわれています。

 次に外壁のことですが、これについても材料によってまちまちな耐用年数です。それよりも大きな関心は、材料の色と年中の太陽の軌跡についてです。色についてはご存知の方もおられると思いますが、「黒色が一番熱を蓄積しますし白が反射します。」このことは材料が同じならば黒より白が耐久性があるということです。また太陽の軌跡ですが太陽は東から南にそして西に沈みます。このことから南面が1番太陽の光を浴び、次いで東面・西面そして最後に北面が1番太陽の光を浴びないということです。よって南面が1番劣化し、北面が劣化が少ないといえると思います。このことも新築するときはもちろん、改修や補修をするときに全面は無理だけど、というときです。南面だけとか、南面と西面または南面と東西面と急ぐところからの目安となると思います。

 先にお話した雨漏りについて、防水工事としてシーリング(コーキング)をしますがこれはあまり期待した防水とは考えない方がよいと思います。シーリング(コーキング)は通常2年の耐用年数といわれていますが、上記の悪条件(太陽光、温度の差による伸び縮み)により、また施工した技術により耐用年数2年以下はざらです。シーリング(コーキング)の切れ、ひび割れ、はく離などよく見かける現象です。ですからシーリング(コーキング)は1次的な防水とし、2次的なことまで考えた雨じまいを納まりを考えて施工するべきだと思います。

 今回は、外廻りについて書きました。次回は「設備についての耐用年数」について書きたいと思います。

投稿者: サイト管理者