建物の位置基準である「縄張り」から図面の「通り芯」の確定
本当にこの社会に入るまで、右も左も分からないとはこの事
建築ではX1通りとかY2通りとか軸で考えて、平面では90度が基準
最近は「墨出し大工」なる職人がいて、測量会社がその仕事を担うことが多い
入社した頃は、コンクリート打設の翌日は朝早出して「型枠大工」と相番(あいばん)で一緒に墨出ししてました
1階は敷地に杭を設置している通り芯からX軸やY軸を出しますが
2階から上は、スラブの4隅に丸い穴を開けてコンクリート打設後、下階から垂直にポイントを上げていました。
「下げ振り」なる道具で
90度を出すのに「トランシット」なる測量機械で
据え付けるのに時間がかかる・・・
型枠大工の相番者より「遅いなあ。早くしろよ。」とか聞こえてきます
新入社員のお仕事でした。